後工務店は、熊野三山の一つ、熊野本宮大社の拝殿建設や、武蔵坊弁慶の伝承がある世界遺産にも登録されている闘鶏神社殿の屋根の張り替えなど、確かな技術で神社、寺院の建築を手がけてきました。専属の宮大工5人がいるという工務店は、近隣の地域では弊社のみです。
「優れた作品を世に遺し、社会に貢献する」を企業理念とし、様変わりしつつある環境に対処できる企業として、高度な施工技術、高品質の確保に努めながら、「伝統の技を生かし、新しい街づくり」に取り組んでいます。
http://www.ushiro.co.jp/index.html
このプロジェクトは、和歌山県紀南地域を中心に大学生向けの教育プログラムを提供している、株式会社TODAYの山田 かな子がサポートに入ります。
地域の工務店といえば皆さんがイメージするように職人不足で若い働き手が少なくなってきている状況です。
和歌山でも同じ状況ですが、株式会社後工務店の後棟晃さんは自分の経験をもとに、若い人も働きたくなる環境づくり・県外から来た人やUターン者も地域に馴染めるようなつなぎ役にもなられています。生活面のサポートは私の方でもしますので安心して和歌山にお越しください。
プロジェクトの詳細はこちらのページもご覧ください。
https://www.project-index.jp/intern/25746
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◎プロジェクトへの思い
「『地域は面白い!だから住みたい』、そう若い人に思ってもらえるような地域作りをしていきたいんです。」そう語るのは、次期社長の後棟晃さんです。棟晃さんは、地元のお祭りのかっこいい大人たちが楽しんでいる姿を見て、「自分も仲間に入りたい」と思い、Uターンしてきました。
Uターンして8年になりますが、お祭り、上富田町主催のCSR勉強会、熱中小学校(大人の社会塾)などに積極的に参加し、地域で頼られる存在です。
後工務店は和歌山県西牟婁郡上富田町で創業し64年。宮大工を5名抱える地域になくてはならない工務店です。宮大工を育成し続けることで和歌山県紀南地域の寺社仏閣を建設してきました。
地域と密接に関わっている工務店だからこそ、持続可能な社会を作っていくために自社ができることに取り組んでいきたいと考え、今年からSDGs推進のためのロードマップを引き始めています。
これまでの社内での地域活動の取り組み一例
・廃材(木屑)を馬小屋へ提供
・男性の育休取得 休みの提示
・残業の削減 18時には業務終了の徹底化
・地域イベント(子供向け)にカンナ削り体験として出展
・保育園へのハロウィンプレゼント提供
これらは特にSDGsを意識した活動ではなく、お世話好きの社内のメンバーたちが自然と動いて行っていることです。実はこの取り組みを社外へ発信してきたことはこれまで一切ありませんでした。今後は採用を考えたときに、地域活動への参加、働き方の柔軟性などが重要になってくるので発信していきたいと考えています。
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◎今回のプロジェクトは?
これから力を入れていきたいのが「廃材の利活用」です。
1日50L以上出る「おがくず」の処分のために、敷地内の焼却炉を使い破棄しています。「おがくず」や「木屑」の中には、紀州檜も含まれており大変高価なものですが、廃材となってしまったあとは建築への使い道がなく破棄するしかない状態です。
しかし、地域内に一軒だけ「紀州ヒノキのカンナ屑」を緩衝材として活用していただいている農家さんがあります。(プレミア和歌山認定商品「Kumano berry」です。)商品が届いた後には、お茶パック等に入れ、お風呂の入浴剤や下駄箱の脱消臭剤として活用いただいているようです。「こういった活用があるのか!」と驚きましたが、弊社は無償で提供していくので、今後も取り入れていただける会社を地域内に増やしたいと考えています。
また、そのほかの「木屑」「木材」などについても、DIYで必要とされている方もいると聞くので、今後は地域の方々に気軽に貰ってもらえるような仕組みや広報を行いたいと思っています。
破棄する木材を活用してSGDsのうち、特に「つくる責任 つかう責任」に貢献したいと考えています。
また、これらの活動を通してこれまでお付き合いがなかった会社や事業所、人との関係性によって今後10年後の未来を作っていくことができると信じています。
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◎活動内容
STEP1:会社理解、地域理解、商材理解
・建築現場や設計打ち合わせに同行(弊社の業務内容を理解してください)
・紀州ヒノキの特性を知る
・廃材の活用方法を考える
STEP2:地域企業調査
・カンナ屑を活用している農家へのヒアリング
・地域の企業リサーチ(緩衝材が必要な店)
STEP3:地域内の人に届けられるように工夫し広報を行う
●カンナ屑の活用について広報活動
事業所への直接連絡、SNS発信、動画制作、チラシ配布、新聞広告など、
効果的なことを提案しフィードバックを得て実行する
●木屑の情報発信と受け渡しについてアイディア出し
チラシ、幟などの地域内への広報と、今後の仕組み作りについての提案
申込書、ルールの作成、譲るための意味づけ、受け渡し場所の検討
STEP4:仕組み化と廃材の利活用オリジナルネーミング作成
●木屑の受け渡しについて地域の方に協力してもらい実際に行う
受け渡しの際の不手際などを仮説検証し改善する
木屑活用のイベント提案(ブックスタンド作りなど..)
●廃材の利活用を後工務店オリジナルの活動として世の中に発信する
WEBサイトへの掲載、ロゴマークなどの作成
●新サービスの提案(上記以外の廃材の利点を活かしてできること)
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<選考ステップ> 申込希望のご連絡→TODAY山田と面談→エントリーシート作成・提出→企業(後工務店)と面接→企業選考により合格・不合格が決定します。 本インターンシップは参加学生や受入企業への健康を最大限配慮すると共にインターンシップの成果を同時に高めていくべく、事前オンライン打ち合わせを伴うハイブリットにて実施していきます。 【プログラム参加にあたっての流れ】 ※インターン開始時期は、インターンシップ生と企業の調整により決定します。 下記は参考のスケジュールです。 |
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2月2日〜2月10日(仮) | ●健康チェック・体温管理 現地でインターンシップしていただくために、和歌山への滞在2週間程度前から健康チェック・体温管理をしていただきます。 ●キックオフ/コーディネーター事前研修(日時調整) ●キックオフ/オンラインミーティング(日時調整) |
2月13日(仮) | 移動、滞在場所へ |
2月14日(仮) | 滞在インターン開始 |
2月22日(仮) | 中間発表、中間研修 |
3月9日(仮) | 滞在インターン終了、報告会 ※滞在期間中、週1回のコーディネーター面談があります。 |
お返し | 宿泊場所をご提供します。交通費補助(最大2万円)、滞在期間中の食事代等活動資金3万円 |
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集合場所 | 後工務店(和歌山県西牟婁郡上富田町生馬567-1) |
送迎 | あり |
宿泊場所 |
あり
株式会社TODAYが運営するインターンハウスになります。 住所:上富田町岡1391 |
食事 | 朝食:なし 昼食:なし 夕食:なし |
服装・持ち物 | ------ |