ヒロメラボは、その名の通りヒロメに関する研究を主軸にして活動をしています。ヒロメとはワカメに近い海藻ですが、より暖かい海域に生息しています。和歌山県の田辺湾をはじめ、ヒロメの生育する地域の一部では食用として利用されていますが、全国的にはあまり知られていません。ヒロメラボ代表の山西秀明(やまにしひであき)の地元である和歌山県田辺市周辺では、ヒロメは特産物になっており、天然藻体の採集や養殖も行っています。しかし、近年は田辺湾におけるヒロメの養殖が上手くいかず、生産量が大幅に減少しています。そこで、ヒロメを取り巻く諸問題に取り組むために、ヒロメラボを立ち上げました。
ヒロメラボは、新庄漁業協同組合と共に令和四年度に環境省の「令和の里海づくりモデル事業」に採択され、「ヒロメ養殖による環境保全と地域振興の循環モデル形成」に取り組みました。そして現在では、和歌山県田辺湾の奥部に位置する跡の裏と内之浦において、環境省の新たな取組である「自然共生サイト」の認定を目指し、ヒロメに限らず活動を展開しています。
代表の山西自身も、カヤックのガイドや子どもを対象とした森林環境学習のインタープリターとして地域の自然について幅広く取り組んでいます。
生き物のことを聞くと想像の五倍丁寧に教えてくださる山西さんと、体験を通して水産業の世界を学ぶと共に、里海づくりに貢献してみませんか?
ヒロメ養殖では、12月から1月にかけて、養殖作業の一つとして幼芽の付いた種糸をロープに差し込んでいきます。このロープを海へ吊るして養殖しています。沈められた養殖ヒロメの芽は、天然のヒロメと同様に太陽光と海水中の栄養分を吸収して育ちます。そして2月下旬から3月下旬にかけて収穫します。収穫は小舟に乗りながら行います。3月末期には次の養殖に向けた採苗をします。
収獲したヒロメは、ぜひ採れたてを試食してください。また、ヒロメ寿司などのヒロメ料理を作って頂くことも出来ます。
養殖ヒロメの収穫作業以外にも、ブルーカーボン(Jブルークレジット)の認証に向けた計測作業や、水中ドローンを用いた調査などのお手伝いも行っていただく場合があります。時期や天候によっては体験内容が変更となります。荒天時には海に出られませんので、ご希望に合わせて近隣の水族館や観光地などをご案内することもできます。
ヒロメの生態や里海づくりに興味のある学生だけでなく、むしろ「ヒロメを全然知らない!」という人でも大歓迎です。ヒロメラボの代表山西が丁寧にヒロメのことから和歌山のことまで解説します。この体験プランに参加して、ヒロメの魅力だけでなくこの体験に参加したことを自慢したくなるような時を過ごせることを期待しています。
※下記のスケジュールはおすすめのプランです。収穫体験は1日からでも参加可能です!
1日目(13:00〜17:00) | 1. ご挨拶 2. ヒロメの解説、ヒロメの養殖体験の説明 3. 内之浦の見学ツアー(漁港や海岸の見学) 4.夕食は飲食店で田辺の冬の味覚を味わって頂きます。 |
2日目(9:00〜17:00) | 1. ヒロメの収穫体験(採れたての試食有り) 2. そのほか里海づくりプロジェクトの作業 3. ご自身で収穫したヒロメで、ヒロメ寿司などの料理を作ることもできます。 |
3日目(9:00〜13:00) | 1. 体験の感想共有 2. 質疑応答 3. 解散 |
お返し | 収穫したヒロメ。滞在場所は確保しています。 |
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集合場所 | JR紀伊田辺駅 |
送迎 | あり |
宿泊場所 |
あり
中屋敷にある古民家 ※男女の場合、別棟になります |
食事 | 朝食:なし 昼食:あり 夕食:あり |
服装・持ち物 | 外で作業することがほとんどなので、防寒できる服装をご準備ください。 作業時には上下のカッパと長靴をお勧めします。 |
ブルーカーボンについて興味があったため、参加させていただきました。
ブルーカーボンについて丁寧に説明していただいた上、実際にヒロメの収穫体験をさせていただきました!自分で取ったヒロメはとても美味しかったです!!
とっても明るくて優しい山西さんのお陰で、楽しく学びのある時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
株式会社たがみ
Natsumi Chatsumi
(株)紅梅園
andLand株式会社(アンドランド)
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