「梅農家が誇りを持てる梅干しを作りたい」そんな志を持って梅干し屋を始めました。
リーダーの山本将志郎の実家は5代続く梅農家で、小さな頃から梅干しを食べて育ちました。地元の高校を卒業し、北海道大学の薬学部で研究を始めました。その当時は梅農家を継ぐ気はなく、がんの新薬研究に没頭していました。大学に在学中、実家の農園を兄が継ぎました。そんな兄からの一言が、僕を梅干しの道へ突き動かすきっかけになりました。
「梅を栽培した後は、どの梅も甘い調味液で均一な味になる。正直、栽培にやりがいはない。」
子供のころから食べていた梅干しは塩だけで漬けた梅干しで、梅本来の味がして甘くない。そんな梅干しが最近はほとんど製造されなくなっている現状を知りました。
2017年から「梅、塩、紫蘇」というシンプルで梅の味が活きる梅干しの研究を始め、評判の良い梅干しを片っ端から食べてデータを取り、素材の比率・種類・熟成期間を少しずつ変えて比較し、梅の美味しさを研究しました。
兄や他の梅農家さんにも協力していただいて「この梅干しなら美味しい」と思える梅干しが完成。2018年6月より販売を開始しています。
弊社の商品は全て「南高梅」「天日塩」「赤紫蘇」のみで作っており、シンプルな素材の梅の味を活かすことにこだわりを持っています。
▼WEBサイト
https://umenokuni.com/
▼Youtube
https://www.youtube.com/@umeboys1904
▼Instagram
https://www.instagram.com/umeboys/
今回の体験プランは「どんぐり拾い」(〜2月中旬)と「梅の薪作り」(2月下旬〜)です。梅干し屋の私たちが薪作りをするのは、耕作放棄地を無くし新規就農者のための土地を整備するためです。直近の1年で7人の移住者が弊社のメンバーになってくれています。彼ら彼女らは、「農業をやりたい!」という熱い思いを持っていますが、県外移住者が新規就農するための土地を確保するのには、信頼・実績・地縁等がなければならずスムーズに始めることが難しいのが現状です。
対して、地域の農業従事者の高齢化が進んでおり、耕作放棄地は増加。地域課題は深刻化しています。
まずは、耕作放棄地から回収してきた古い梅の木を使って、薪作りを行いましょう。薪はふるさと納税品やアウトドアのサウナ施設などと提携して販売を行う準備を進めています。
どんぐり拾いで拾ったどんぐりは苗として育てた後、山に植えられます。
どんぐり拾いについて:耕作放棄地を整備したあとは、梅畑として使用するか、どんぐり(紀州備長炭の原料であるウバメガシ)を植えて山に還すかのどちらかになります。農地として条件がよければ梅畑になりますが、傾斜がきつかったりという条件の悪い土地は農地として使えません。ウバメガシを植えれば、何年か後に備長炭の原料として収穫(拓跋という技術を使って、木が再生する切り方)できるため、お金になって事業として成立します。荒れた土地をしっかりとした山にすれば、土壌が安定して水もきれいになります。地域の梅畑にとってもいいこと。梅づくりを山づくりから考えています。
薪割りについて:通常、年を取った古い梅の木は伐採されて野焼きされます。しかし、何十年もたくさんの梅を実らせてくれた木をそのまま廃棄するのはもったいない。そこで、薪として有効活用しようという事業です。
このプランに参加し、一次産業の課題解決のために1日だけでも活動してみませんか?
※体験は1日のみを推奨しています。長期滞在を希望する場合はご相談ください。
12:00 | 集合 |
13:00 | 1, ご挨拶 2,取り組み紹介 3,作業内容説明 |
13:30 | 作業開始(梅の枝剪定、薪作り)※適宜休憩 SNSにて今回の体験内容をシェアしてくれる方は是非お願いします! |
18:00 | 解散(夕食がご一緒できる方は一緒に!) |
お返し | 弊社商品 (梅干し280gのパック) 天候や時間によってBBQや焚き火を開催します |
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集合場所 | JR紀伊田辺駅か、JR南部駅 当日の作業場所によって変更となります。 |
送迎 | なし |
宿泊場所 | なし |
食事 | 朝食:なし 昼食:なし 夕食:なし |
服装・持ち物 | 動きやすく汚れてもいい服装・軍手 |